新型コロナの影響で、イライラして怒った後に【後悔】していませんか?

こんにちは
北海道メンタルクリエイション代表の秋山です。

長崎県、長崎港に停泊している大型クルーズ船(コスタ・アトランチカ)で感染が相次いでいるようです。乗組員を検査した結果、14人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。
まだまだ、色々な所で感染拡大しているようですので皆さんも、ご注意くださいね。

では、本題です。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑える為に、自宅で過ごす時間が増えていると思います。
そこで今回のテーマは「イライラ」です。

ついイライラしてしまって、相手に強く当たってしまい後悔した経験はありませんか?
私はあります(^-^;
そのイライラをコントロールできたら良いなと考えた事がある人は読み進めてみてくださいね。

 

目次
1.怒りは二次感情?
2.アンガーマネジメントは犯罪者の矯正プログラム
3.アンガーマネジメントは怒りを無くす事ではない
4.大事なのはできたかどうかではなく、やろうとしたかどうか
5.信じたくないと思いますが、それは「シャドウ」です。
6.怒りの「6秒ルール」6.怒りの「6秒ルール」

1.怒りは二次感情?

あなたは、どんな時な怒りますか?

  • 家族の帰りが遅い時
  • 自分勝手な人を見た時
  • 仕事の期限が迫っている時

怒りをコントロールする為には、まずは自分がどんな場面で怒るのかを知る必要があります。
自分が怒るパターンを知る事で、次にその場面に遭遇した時に自分を俯瞰できるようになっていきます。

そして、怒りは「二次感情」です。
二次感情という事は、一時感情があります。

つまり、怒る前にもう一つ感情があるという事です。
例えば、「家族の帰りが遅い」時にイライラして帰って来た時に
「なんで連絡しないの」「時間を守りなさいよ」と怒鳴りつけたとします。
ここで考えてみてください。
怒りは二次感情なのですが、この場合の一時感情は何なか…
この場合だと、心配だった。寂しかった。という一時感情があり、イライラに繋がっている事が考えられます。

この仕組みがわかっているのと、いないのではイライラ度が変わってきますし、その後の行動も変わってきます。

 

2.アンガーマネジメントは犯罪者の矯正プログラム

実は、アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカでDVや犯罪者の矯正プログラムとして開発。大きな効果が出たので企業やスポーツに取り入れた。
と言われています。

犯罪を犯してしまった人は、怒りをコントロールできずに犯罪を犯してしまったケースが多くその人たちの再犯防止に使われているそうです。

 

3.アンガーマネジメントは怒りを無くす事ではない

アンガーマネジメントと聞くと、怒りを感じなくなる。どんな場面でも無の境地に入れる。かのような印象がある人もいます。
私も、怒らなくなることだと最初は思っていました。

しかし、それは違います。
怒りを感じなくなるのではなく、怒る必要がある時は上手に怒り、怒る必要がない時にコントロール出来る事、後悔しない怒り方をマスターする事です。

よく、「怒ってはいけないと思っていました。」と言っている方がいらっしゃいますが怒ってはいけない訳ではなく、怒って良い場面で意識的に怒る事が重要だという事で
怒りを感じる事は悪い事でも何でもなく、ごく普通、自然な事です。
怒りを感じてしまう自分にストレスを感じている人は、怒りを感じても良いと考える事でストレス軽減につながる事もあります。

 

4.大事なのはできたかどうかではなく、やろうとしたかどうか

アンガーマネジメントに挑戦してけどできなったと言う人もいるでしょう。
ここで、大切になるのが「できたかどうかではなく、やろうとしたかどうか」です。
結果よりも経過が大事です。

スポーツ選手も試合中に感情が邪魔をしてパフォーマンスを落とすことがあります。
この時に、感情をコントロールできなかった事は一旦置いておいてやろうしたかを確認します。
できなくてもやろうとすることが、自分の目標を諦めない事に繋がるからです。

怒りや不安をコントロールする事を辞めるという事は、自分が求める結果も放棄した事と同じです。
夢や目標を叶えたいのであれば、感情をコントロールする事を諦めない事です。

 

5.信じたくないと思いますが、それは「シャドウ」です。

心理学の言葉で「シャドウ」と言う言葉を知っていますか?

例えば、

  • 時間を守らない人が許せない
  • 自分勝手な人の行動が信じられない
  • ブリッコは絶対に受け入れられない

普段の生活や仕事の中で、イライラしたり、「なんであの人は○○なんだろう?」と自分とは合わない、考えられないと感じる人はいませんか?
これらは、大抵自分とは真逆な人だと考えていると思います。
しかし、これが「シャドウ」と言い、実はあなたの影の部分を表しているんです。

イライラする→気になる→反応している
となり、自分が無意識に反応している部分だという事です。

シャドウ(影)とは、個人において生きてこなかったもうひとつの側面であり、意識にとって許容できない自分の暗黒面のこと。
[スイスの精神科医・心理学者のユング]

つまり、イライラする人、許せない人は実はあなたがこれまで制圧してきた自分を表している事があるという事です。

  • 時間を守らない人が許せない人は、自分は時間を守らない事を封印してきた。
  • 自分勝手な行動を封印している
  • ブリッコな行動を抑えつけている

という事なんです。

もっと言うと、心の奥では羨ましいと感じている部分もあります。
本当はもっとルーズになりたい。自分の思うような行動をしたい。思い切って自分を表現したいなど
時間を守らない事や、ブリッコをしたいという事でなくとも抑えつけている気持ちがそこに現れるという事です。

あなたが怒るポイントにあなたの本当の気持ちが隠れているかもしれません。

6.怒りの「6秒ルール」

では、最後に怒りをコントロールする初歩的な方法をお伝えして終わりたいと思います。

聞いたことがあるかもしれませんが、怒りのピークは「6秒」だと言われています。
過去を振り返った時に、反射的に怒った事はありませんか?

すれ違いざまに肩が当たった。
足を踏まれた。
子供が騒いだ。

など、瞬時に怒ってしまったとすると、きっと6秒以内だと思います。

次に同じ場面に遭遇した時に6秒を意識してみてください。
6秒カウントしても良いですし、その場を離れる事も有効です。
自分に合った6秒の過ごし方を見つけてチャレンジしてみてくださいね。

最後に
怒る時は、相手のせいではなく自分で怒るという選択をして怒る(叱る)クセを付けてみてください。
そして、相手の行動はコントロールできない事も忘れずに、コントロールできる自分の関わり方に注目してみてくださいね。

 

ではまた。

この記事を書いた人

秋山 泰隆