自分に自信を持つための3つの軸

自分に自信がないと、色々な場面で行動ができなくたってしまいます。
行動できないという事は、挑戦ができないので普段から苦しさや悔しさなどを感じる場面が増えてしまいます。

自信に満ち溢れた人を見ると、羨ましいと感じる事もあるでしょう。

7月10日に開幕するJリーグでは、新型コロナウイルス対策として、制限付きではありますが観客を入れての試合が開催されるようです。
J2、J3、でも7月11日から観客を入れる予定だそうです。

Jリーグの選手のような1流の選手は、自信があるかもしれないけどアマチュアの自分には自信なんて持てないという人もいるかもしれません。
実は、トップアスリートが本番で自信があるように見えていても本心は「自信がない」と感じている選手も多数いるんです。

今日は、自分に自信をつける為の3つの軸について説明していきます。

 

目次

1.3つの軸とは

2.目標は高く、ハードルは低く

3.何とかなる精神

4.自信を上げる具体的方法

 

1.3つの軸とは

1つ目の軸は「他人と自分」です。

小学生の時に校内で1番足が速かった。
クラスで1番背が高い。
チーム1、パワーがある。

などで自信がつく場合があります。
この他人と比べての自信というのは、とても強い自信に繋がる事があります。
しかし、それは条件がついてしまいます。

小学生の頃に足が速くても中学に上がると、更に早い選手に出会ったり
身長についても、自分より背が高い選手に出会う事もあります。

その時に、それまでの自信が失われてしまいます。
つまり、強い自信になる事もあるが脆い一面もあるのが
「他人と比べての自信」です。

それに対して、対自分という視点で見た時はどうでしょうか。
過去の自分と今の自分を比べた時に、もし今がスランプやイップスで苦しんでいたとしても必ず今の方が経験値では上です。

そう考えると、良い事も悪いと感じる事も自分次第で自信に変える事ができます。

2つ目は、できたこととできなかったことの軸

自分の中でもどの部分を見るかによっても自信のつき方が変わります。
スポーツ選手は日々練習をしていると思います。
練習では、当然ですが成功する事と成功できなかった事があります

例えば、サッカー選手A君とB君がシュート練習を10本ずつしたとします。
そのシュート練習では、A君とB君も7本決めて3本外したとします。
その練習後にA君は、外した3本の事ばかり考えています。
対してB君は7本の決めたシュートの事ばかり考えています。
同じ結果に対して、どちらが自信とつけていけるかというとB君です。

これは、極端な例ですが他人事ではありません。
無意識に失敗ばかりを考えてしまう選手は少なくありません。
できなかった事をできるように考えながらも、しっかりとできたところを自分で認めてあげる作業が大切で、それが自信へと繋がります。

3つ目はあるものとないものの軸

隣の芝生は青く見えるという言葉もありますが、人間はつい自分になくて他人にあるものを羨んだりします。
努力をして、その差を埋めるのは大切ですが、既に自分にあるものにも目を向けましょう。
逆に他人にはなくて、自分にあるものも必ずあるはずです。
今ある自分。今持っている才能で十分に魅力があるはずです。

自信に繋がる3つの軸とは
1.自分と他人
2.できたこととできなかったこと
3.あるものとないもの

この3つの軸を意識することで自信はついてきます。

 

2.目標は高く、ハードルは低く

頑張れば届くと信じて、目標を高く掲げるのは良いことです。
しかし、自分に厳しすぎると自信が失われることがあります。

例えば、先ほどのサッカーのシュート練習を思い出してください。
10本のシュートを決めると目標を立てて、練習に励むことは素晴らしいですが
9本だった時に、9割も出来ているのにダメだったとなってしまいます。

ですから、10本決めるというのを最終目標にしながらも最低でも8本決めるなど目標をハードル(合格ライン)を分けて考えるのも一つの方法です。
これは、決して自分に甘いという事ではなくあくまで高い目標に向かっていく中でのプロセスとして成長を感じていくという事です。

3.何とかなる精神

アスリートに不安はつきものです。
あらゆる準備をしても、不安に襲われる事はあります。
私は、不安を感じる選手に対して不安は感じても良いと伝えています。

不安を感じるのは良いが、不安にのまれるのは良いことではないので対処する必要があるのですが
本番では、いかに開き直れるかがポイントになります。

しっかりと準備をしたうえで、開き直れると結果はついてきます。

開き直る為には「完璧主義」を手放して、絶対かたなくてはいけない。絶対にミスをしてはいけない。という考え方も手放す方が良いと考えています。

開き直って「何とかなる」と本番に臨めると、自信に繋がるでしょう。

 

4.自信を上げる具体的方法

では、最後に具体的に自信を付けていくには何をしたら良いのか。

それは、1日の終わりに1日の中でできたことや自分に合格を上げられることを3つ書き出す事です。

とても、地味で幼稚に感じる人もいるかもしれませんがオリンピックを目指すアスリートも実際に行っているメンタルトレーニングです。
オリンピックを目指すような、トップアスリートでも最初は書けないそうです。
決してできていることが少ないのではなく、普段から自分のできたところや合格を見る癖がついていないので、書けないんです。

なので、自己承認を上げる為にも自分の良いところを見つけて自信を積み上げていくという事です。
ぜひ、試してみてください。

 

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この記事を書いた人

秋山 泰隆