こんにちは
北海道メンタルクリエイションの秋山です。
昨日、安倍晋三首相が記者会見で「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」を現時点では発令しない」と発表しましたね。
「緊急事態宣言」が発令されると都道府県知事が住民に外出の自粛を要請したり、学校や映画館・劇場など興行場の使用制限、イベント開催の停止などを要請したりできるようになる。そうです。
今回、緊急事態宣言はされませんでしたので、まだまだ油断は禁物ですが現在練習ができていないアスリート達も少しは安心できたのではないでしょうか。
さて本題です。
新型コロナウイルスで練習ができない事は、全てがマイナスではないと私は考えています。
特にイップスで悩んでいる選手にとっては、逆にチャンスです。
なぜかと言うと、イップス克服にはある程度「休む」時間が必要だからです。
スポーツをしていると、なかなか休めない場合があり、イップスで苦しんでいる選手にとっては緊張や我慢やストレスの連続になってしまいます。
この、緊張や我慢やストレスを無意識に溜め込んでしまいイップスが更に悪化する事が多々あります。
イップスになりやすい選手はとても真面目な選手が多いです。
真面目な選手は、練習を上手く休むことができない為にどんどん悪い方向にいってしまう事があります。
なので、半強制的に休みになってしまっている今がチャンスなのです。
なぜ「休み」が必要なのか
実際に私の所でイップスを克服した選手の話です。
その選手は、元々得意だったプレーでイップスが表れて苦しんでいました。
その選手は、とても真面目で向上心の塊といった感じです。
自分の競技のことはもちろんですが、人間力を上げたいと色々な本を読んでいたそうです。
それだけ、真面目で向上心が強いので練習も毎日真剣に取り組み目標に向かって努力をしていました。
ところが、イップスを発症し最初は練習ではできるが試合でできない状態になり、その後練習でも違和感がでてきました。
話を詳しく聞いていくと、毎日の練習は自分より年上の選手しかいない状況で私生活でもあまり自分の時間がないとの事でした。
本人としては、そのことについて特段ストレスは感じていないと言っていましたが、ここがポイントでした。
ストレスというのは、本人が感じるまでにタイムラグがある場合があります。
つまり、今はストレスを感じていないと思っていも後で振り返るとあの頃からストレスを感じていたと気づくパターンです。
これが無意識の怖さです。
無意識にストレスや緊張を溜め込む事でイップスを発症します。(上記でも書きましたが重要なのでまた書きました)
「イップスで上手くいっていないから練習しないと」の気持ちを抑えて練習を少し休むことを提案しましたが、自分の判断ではなかなか休むのは難しいと話していましたので
コーチの方も、イップス克服トレーニングに同席していただき事情をお話して練習を休ませてもらう事ができました。
コーチの方もイップスに理解があり、そういう事ならと快く休ませてくれました。
休暇で激変
約1週間の休みをもらった時に、その選手の心境に変化がありました。
それまでは、「練習しないといけない」だったのが「練習したい」に変わりました。
これは、実はかなり大きな変化です。
脳の無意識が大きく変化した証拠なんです。
無意識に溜め込んでいた「ストレス」「緊張」「我慢」が少し開放されたという事です。
イップス克服には、この「開放」が必要不可欠です。
この「開放」をする為に、新型コロナウイルスで練習ができない今がチャンスだというお話でした。
本当は休んだだけではない
イップス克服には休むことは大切です。
当所のイップス克服トレーニングでは、ただ休むことだけをしている訳ではありません。
前述にもありますが、イップス克服には脳の無意識の部分が大きく関わっていますので、この無意識の部分を自然な状態へ戻す為に
・カウンセリング
・心理テスト
・意識のメンタルトレーニング
・無意識のメンタルトレーニング(イップス研究所独自のトレーニング)
これらのトレーニングをこなすことで、早期克服を目指しています。
「あの頃のプレーを取り戻したい」
「以前はできた事ができない」
とお悩みの方は、無料相談を行っていますので、まずはお気軽にご連絡ください。
ではまた。